新しく入会してくれたHさんのレッスン

 

お父様のお仕事の関係で外国で暮らしていたHさん。

数ヶ月前に日本(松本市)に帰国しました。

ちょうど、新型コロナウィルスの感染拡大の直前に日本に来ることができたようです。しかし、その後の混乱で荷物がなかなか届かないなど大変な状況だったそうです。

 

そんな中でも、ずっと続けてきたピアノのレッスンを日本でも続けたい❗️と、この3月〜当ピアノ教室へ入会してくださいました。

レッスン開始後すぐにオンラインレッスンになってしまいましたが、毎回、一生懸命レッスンに取り組んでくれました。

 

 

 

緊急事態宣言解除の後、レッスン室で再開した対面レッスンでのこと。

 

Hさんは先日ソナチネの1楽章は合格し、その日は2楽章を演奏しました。

Espressioneの演奏の仕方、和音の音を揃える意識、メロディとそれ以外の音のバランス、ペダルの使い方…その他、細かい指導をしました。

 

特にペダルの使い方に問題があったので、一度ソナチネから離れて、初見で演奏できる曲でペダルの練習をしました。

 

手と足を同時に、微妙なタイミングで動かすことはとても難しいことです。

じっくりと自分の出す音に耳を傾けてペダルを踏み変えること。

徹底して音を聴きながら、何度も何度も一緒に練習しました。

 

すると、あら不思議

Hさんの演奏は、驚くほど美しい響きに変わっていました。

 

自分の演奏する音を良く聴いて演奏する大切さ。

強く感じた瞬間です。