それぞれの立場で知恵を出し合って
昨日は、約5ヶ月ぶりのオペラ練習に伴奏者として参加させていただきました。(松本市第二地区公民館にて)
今年五月、まつもと市民芸術館にて公演予定だったオペラを楽しむ会の『椿姫』が中止(延期)となり、今後のことを探りながらの練習開始となりました。
“密”は許されません。
それぞれがフェイスシールドやマスクを着用し、尚且つ衝立に透明シートを張り、ソーシャルディスタンスでの練習でした。
1時間ごとの換気も徹底しました。
先日、ギタリストの山下俊輔さんが演奏活動の自粛によって見えてきたご自身の活動のこれからについての思いをテレビで語られていました。
質の高い音楽、繊細な音質を配信するためにはリモートの質の向上を追求していくしかないと。
私も同感です。音楽に関わる全ての人が同じ思いを強く感じていることでしょう。
昨日、Jリーグが再開(J2)&開幕(J3)しました。
今後試合の一部で『リモート応援システム』が採用されるかもしれないそうです。
試合会場に足を運ばなくても、リモートで試合観戦中に自分の声援を届けることができ、尚且つボタンを押すと投げ銭できるシステムとか。
先ほどの音響の問題とは別ですが、音楽家が応援や金銭的な支援を受けるための参考になると思いました。
最近、様々なシステムについて耳にしますが、Jリーグのような大きな組織が採用することでシステムの安定供給が実現できるのではないでしょうか。
それぞれの立場で知恵を出し合い、それぞれのできることを実践していく。
その積み重ねが明るい未来を切り拓いていくことになると信じています。