《マリア・ジョアン・ピリス》ピアノ・リサイタル

さかいピアノ教室(松本市)の発表会が無事に終了し、今週はレッスンがお休みとなっています。

貴重なお休みの時間を、指導者自らの勉強のために活用させていただいています。

昔から大好きなピアニスト、マリア・ジョアン・ピリス女史のピアノ・リサイタルを聴いてきました♪

 

プログラムは、シューベルトの『ピアノ・ソナタ第13番&第21番』、そしてドビュッシーの『ベルガマスク組曲』でした。

ドイツ物を得意とするピリス女史ですが、今回は彼女のドビュッシー演奏を初めて生で聴くことができて大きな感動でした。

ピアノから、煌びやかで…なおかつ可憐でありながら艶やかな音の粒がこぼれ落ちてくる✨✨✨なんという美しいピアノの音の粒でしょう😌

いつも耳にし、よくよく聴き慣れたピアノ曲であるはずなのに、まるで別の音楽を聴いているような錯覚を覚えるくらいの素晴らしい響きが最後まで続き、夢の国に紛れ込んだようでした🌈

ピアノという楽器の素晴らしさを改めて再認識させてくださるリサイタルでした。

誰でも指1本で演奏可能なピアノです。

このピアノという素晴らしい楽器を生かすも殺すも演奏者次第なんだな〜と、当たり前の事を強く強く感じる時間でした。

また、最近のピアノ界においては若者の躍進が話題になることが多いですが、人生を深めた熟年演奏家ならではの抱擁力と温もりを感じさせてくれるピリス女史のピアノ演奏は、若手演奏家とは一味も二味も違った魅力を感じさせてくれました。

 

先日、さかいピアノ教室(松本市)発表会で生徒の皆様の全ての演奏を聴きながら改めて感じたことがあります。

それは、演奏者お一人お一人がピアノという楽器の素晴らしい可能性をもっともっと引き出せるような…レッスンをしていきたい!という事です。

今週末のレッスン再開とともに、生徒の皆様がそれぞれに益々美しく素晴らしいピアノ演奏ができるよう、新たな気持ちでレッスンをしていきたいと思っています♬