意味がなければスイングはない by HARUKI MURAKAMI
昨日、お友達Iさんに誘っていただき、小さなピアノリサイタルへお邪魔しました。
Iさんが子供の頃に通っていたピアノ教室の、先輩にあたる方のリサイタルでした。
毎年この時期に1年間の集大成をお披露目され、今回が8回目になるそうです。
休憩を挟み約2時間にわたり、シューベルト、ショパン、チャイコフスキー、リストという壮大なプログラムを聴かせてくださいました。
会場は諏訪湖畔の美術館の中にあるホール。
楽しいお話を挟みながら『自分が今できる演奏をお届けします!』と、演奏者A様の気負いの無い姿勢が何より魅力的でした。
サロン風のアットホームな会場の雰囲気も相まって、観客の皆さんもそれぞれにリラックスして楽しんでいるご様子でした。
会場の目前には諏訪湖を挟んで美しい富士山の姿を見ることができましたよ✨
さて、前回のブログから先送りになっていた、『意味がなければスイングはない』(村上春樹 著)を再読して、指導者さかいが改めて感じた思いを記したいと思います。
さかいピアノ教室(松本市)には教室理念があります。
その根底に流れる、指導者の思いとは…
『音楽には様々なジャンルがあれど、優劣をつけることはナンセンスであり、音楽は全てが相通じて普遍的である』という思いです。
指導者さかいは、幼い頃から様々な音楽を聴き、慣れ親しんできました。
クラシックはもちろんのこと、洋楽全般(あらゆるジャンル)に親しんできました。
その環境の中で、音感やリズム感を自然と体得してきたと実感しています。
『人は環境の子』というけれど、本当にその通りだと実感する最近の日々です。
もちろん幼い頃から、ピアノを弾くための理論的な把握をするために、クラシック音楽をベースにしたレッスンを受けてきました。
現在のさかいピアノ教室(松本市)のレッスンも、基礎となるクラシック音楽を軸としたレッスンを中心に行なっています。
もしも、クラシック音楽以外の音楽は駄作であるという思い込みを持つ方がいるとするならば、その考えは一旦横に置いて!広〜い音楽の海に身を投じていただきたいです。
指導者さかいが常々無意識の中で感じていたこの思いを、『意味がなければスイングはない』(村上春樹 著)を最近再読して改めて感じ入ったので記してみました。
☝️あとがきより
指導者さかいは、日々、広い音楽の海に身を投じて🎶受け取る大いなる悦びに、感謝があふれるばかりです❣️