『通して弾く!』だけでなく『目的を明確化した練習!』を🎶

さかいピアノ教室(松本市)の発表会を目前にして、生徒の皆さんは演奏準備の最終段階に入っています。

これまでに、譜読みを完了し、演奏曲の分析をして演奏を深め、技術的に難しい箇所を部分練習し、暗譜をし、緊張に対応できるように舞台をイメージした練習を行い…

このように段階を踏んで準備をしてこられました。

本番まで、あと数日です!

残り数日の練習でどんなことを行ったら良いのか…

参考までに箇条書きにしてみたいと思います。

 

① お辞儀〜演奏開始〜演奏終了〜お辞儀までの一連の流れを通して行いましょう(本番をイメージした練習)♪

・お辞儀はゆっくりと姿勢良く、聴いてくださるお客様に感謝の気持ちを届けましょう。

・演奏前に呼吸を調え、演奏曲のイメージや拍子感の準備をしてから弾き始めましょう。

・演奏曲の最後の一音まで、心を込めて集中して演奏しましょう。

・演奏後のお辞儀は『聴いてくださりありがとうございます』を届けましょう。

 

改めて楽譜を見ながら演奏してみましょう♪

  ・暗譜が定着してから楽譜を全く見ない状態が続いていませんか?改めて楽譜を見ると、思いこみで間違えた演奏をしていることに気づくことが少なくありません。(スラー、保持音、和音の内声、強弱記号、その他の音楽記号全般を正確に演奏できていますか?)

 

③ 演奏曲の右手を通して暗譜演奏しましょう♪

④ 演奏曲の左手を通して暗譜演奏しましょう♪

・上記の左右それぞれの片手奏は暗譜の確認に最適です。

・不安な箇所はもう一度楽譜を確認しながら演奏してみましょう。

 

⑤ 演奏曲の楽曲構成の大きなまとまり毎に分けて演奏してみましょう♪

・演奏中、不慮の事故(ミスや停止)が起こった場合にも、慌てずに途中から演奏を開始できます。

・楽曲構成の理解を確認することで、作曲家の意図を引き受け堂々と演奏表現ができます。

 

⑥ 上手く演奏できない所が見つかったら、まずはゆっくりテンポを落として弾き、少しずつテンポを上げて本番の演奏に近づけていきましょう♪

  ・不安な所をそのままにしていると、緊張した時にミスをする確率が高くなります。最後まで諦めず、部分練習を行いましょう。この練習をすることで演奏を向上させ、また、ご自分の精神的な安定につながり本番のミスを防いでくれます。

 

 

生徒の皆さんが発表会の舞台で、落ち着いて全力を出し切れることを祈りながら記してみました。

準備を積み重ねてきた日々を振り返り、これまで頑張ってきたご自分を労いつつ…あと数日できることを行ってみてください❣️

発表会当日の皆さんの演奏を楽しみにしています😊