一期一会の音楽
この週末は、二つの素晴らしい演奏会を聴く機会に恵まれました🎶😊
《ポール・ルイス シューベルト ピアノ・ソナタ シリーズ》
ポール・ルイス氏はイギリスを代表するピアニスト。
ベートーヴェンやシューベルトの演奏に定評があり、さかいの大好きなピアニストの一人です。
録音された氏の演奏をよく拝聴し、氏が数年ぶりに日本公演を開催する!と知って飛びつきました。
今回が初めて聴く生演奏でしたが、想像以上に心温まる素敵な時間となりました。
今回は、ポール・ルイス氏が2日間でシューベルトのピアノ・ソナタ6曲を演奏するプログラム。
さかいは1日目の3曲を聴きました。
《プログラム》
♪ ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 D.537
♪ ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958
♪ ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894『幻想』
スラッと長身のナイスガイ✨ポール・ルイス氏。
その素敵なルックスでシューベルトの内省的な音楽を情熱的に演奏するお姿に、ハートを射抜かれました💘
『シューベルトの音楽は、人生とは何か、生きるとは何かを問いかけてくる…』(ポール・ルイス氏の言葉より)
数年前のさかいピアノ教室(松本市)の発表会で、講師演奏としてシューベルトを演奏したことを思い出し…懐かしく感じるとともに、もう一度シューベルトと深く向き合い演奏してみたいと感じました。
またいつか日本に凱旋してくださることを願いつつ、一期一会の素敵な時間に感謝の気持ちが溢れてきました😂
《諏訪内晶子&オライオン・ワイス デュオリサイタル》
目の覚めるような真っ赤なドレスに身を包み舞台上に登場した諏訪内晶子氏と、細身で繊細さを漂わせる伴奏ピアニスト、オライオン・ワイス氏。
演目はブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲。
《プログラム》
♪ ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 OP.78『雨の歌』
♪ ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 OP.100
♪ ヴァイオリン・ソナタ 第3番 二短調 OP.108
諏訪内晶子氏は、演奏家としてのみならず、フェスティバルの企画運営を手がけたり、国際コンクールの審査員にも携わるなど大活躍されています。
諏訪内晶子氏の高貴なヴァイオリンの音色に、高度なピアノテクニックと表現力、そして絶妙なバランス感覚で帆走するオライオン・ワイス氏。
オライオン・ワイス氏は、今回の演奏会で初めて知ったピアニストです。
数ヶ月前にリリースされた、諏訪内晶子&エフゲニ・ボジャノフによる同曲の演奏音源を全て聴きましたが、さかいは今回のオライオン・ワイス氏との演奏の方をより気に入った次第です。
第1番の開始音から第3番の終音まで…お二人の息の合った、バランスの取れた素晴らしい演奏を全身で堪能させていただきました。
甘美なロマンティシズム溢れるブラームスの音楽は諏訪内晶子氏のヴァイオリンにピッタリでした。
オライオン・ワイスという素晴らしいピアニストを知るきっかけにもなり、この一期一会も心より有難い❗️と感じました😊
今回聴いた、ポール・ルイス氏、諏訪内晶子氏…は、さかいと同世代であり(オライオン・ワイス氏はまだお若いです)、ますます大活躍していただきたい!と心からのエールを送ると共に、さかい自身も自分のできることに精一杯全力を尽くし、生徒の皆さんとの時間をさらに充実したものにしていこうと決意する時間となりました❣️