今は、長〜い人生の中の1ページを紡いでいるとき
さかいピアノ教室(松本市)には、4歳〜60代の方々まで幅広い年代の生徒さんがレッスンに通ってくださっています。
皆さんそれぞれに様々な生活環境があり、様々なお考えを持つ中で、ピアノという楽器に夢や希望を託して さかいピアノ教室(松本市)にご入会くださいました。
先日、当ピアノ教室《子供のピアノコース》に約2年間通ってくださったお一人の生徒さんが退会されました。
その生徒さんは、とても真面目で何事にも一生懸命取り組んで頑張っているお子さんです。
しかしここ最近、コロナ感染症の影響や小学校生活においての悩みも重なり、塞ぎ込む事が増えてしまった様です。
数ヶ月前から、そんな様子をお母様から度々お聞きしていました。
自分の子供が悩んでいる姿を見ることは、母親にとってとても辛いことです。
何とか冷静に対処しようと思っても、なかなか理想通りにいかないこともあります。
分かってはいても、こと自分の子供のこととなると闇雲に落ち込んでしまったり、勝手な思い込みをしてしまったり…母親自らが事態を拗らせてしまうこともありがちです。
私自身、子育てを振り返ると反省することばかりです💦
しかし、そのお母様はお子様の現在の日常生活をしっかりと見つめた上で、お子様が今優先すべきことや今後の課題を一つ一つ丁寧にご説明くださいました。
そして、ピアノレッスンを一旦辞める決意をしたことをお話しくださいました。
お話を伺い、お子様の全てを受け止めて未来を見つめるお姿には深く感銘を受けました。
また、私を信頼して全てをお話しくださった事への感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そのお母様の素晴らしさを強く感じる時間でした✨
その後、こんな事を想いました。
長い人生を「一冊の本」に例えるならば、子供にとっての“今”は、「一冊の本」の1ページに過ぎません。
その「一冊の本」の中に、ピアノを弾いている姿が何度出てきても、ピアノを弾いていない姿(ブランク)があっても良いのではないでしょうか。
このお子様の「一冊の本」のページが進んでいったとき、もしかしたら大人になり再び新たにピアノを弾いている姿が刻まれるかもしれません。
また、ウサギとカメの譬え話もあります。
“ウサギ”タイプと“カメ”タイプのどちらが良い悪いはないと思います。
どちらも、今という時間を精一杯生きていれば大丈夫🙆♀️
さかいピアノ教室(松本市)《大人のピアノコース》にも、成人した後にピアノ演奏を再始動させた大人の生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
そんな大人の生徒の皆さんは、音楽と共に生き生きと楽しく過ごされている方ばかりです🎶
「ピアノ」(楽器自身)も、いつでも、何度でも、誰でも…演奏してくれることを待ってくれているのではないでしょうか〜😊