Nちゃんの挑戦✨

『どうしてもやってみたい‼️』と言って聞きません…

さかいピアノ教室(松本市)のNちゃん(小学2年生)のお母様からご相談を受けたのは、ゴールデンウィークが終わってすぐのことでした。

ゴールデンウィーク中、Nちゃんは同じ小学校に通うお知り合いのピアノ演奏を、ある演奏会で聴いて衝撃を受けたそうです。

その方はピアノコンクールの常連さんで、とても素敵なピアノ演奏を披露されて、キラキラと輝きを放っていたようです✨

『私もコンクールに出たい。どうしてもやってみたい‼️』

Nちゃんの心の中の決意は、誰が何と言おうと揺るがないものになっていました😊

そして、善は急げ!と開始しました…Nちゃんのコンクール対策🎶

 

コンクール挑戦には、演奏テクニックと音楽表現の双方をハイレベル状態に引き上げるための準備をしなければなりません。

それは、“楽しい”だけでは不可能であり、相当の努力が必要となります。

限られた時間の中で、どれだけ課題曲の演奏を磨いて揺るぎないものに仕上げられるか…

Nちゃんの挑戦がスタートして3週間が経ちました。

この3週間で課題曲2曲の譜読みを終えて、現在は一音一音の音色の選び方やフレーズの表現方法等を丁寧にレッスンしています。

まだ手指が小さく、ピアノの鍵盤の重さの反動で力みが生じやすいNちゃんに、一音ずつ一指ずつ手指の使い方を伝授していきます。

厳しく妥協のないレッスンを継続することに、どこまでNちゃんが耐えられるか…コンクール対策開始時、指導者さかいは少々心配していました。

しかし、どんなに厳しく指導を行なっても真剣に食らいついてくるNちゃんの本気の様相に…Nちゃんの挑戦に全力で帆走していこうとすぐに覚悟を決めました。

ご両親様も、即ご協力体制をとってくださいました。

お母様のご実家に眠っていたグランドピアノをお家に搬送する手筈を整えてくださり、Nちゃんの練習環境も最適なものとなりました。

 

Nちゃんのコンクール挑戦を山登りに例えるならば…今やっと富士山の五合目に立った所でしょうか。

これから頂上を目指して一歩ずつ歩みを進めていく…といったところです。

以前、以下のブログに記しました。

♪ さかいピアノ教室(松本市)のカラーとは

他人に勝つという意識ではなく、ご自分と向き合うために挑戦するコンクール出場は推奨しています。

コンクールの結果は時の運です。

コンクールへの挑戦を100%全力でやり遂げる過程に大きな意味があります。

安易な気持ちでの挑戦、結果を追い求めるばかりの挑戦は、結果として苦しさが上回ってしまいます。

目の前に立ちはだかる山に向き合い、全力を尽くして乗り越えた先には…明るく輝く未来(たくさんの可能性)が待っています❣️