心の内奥に感じたこと

ここ数日の間に、演奏会を2つ聴きました。

今回この2つの演奏会で、さかいが感じたことを記してみたいと思います。

 

SEIJI OZAWA  MATSUMOTO  FESTIVAL

《オーケストラ コンサート Cプログラム》

・ブラームス 交響曲 第3番 ヘ長調 作品90

・ブラームス 交響曲 第4番 ホ長調 作品98

OMF(セイジオザワ松本フェスティバル)のオーケストラ プログラムBとオーケストラ プログラムCは、公演直前に体調不良による指揮者交代という大変な事態となりました。

今回の指揮者交代による演奏内容について、ネット上で様々な感想を見聞きしますが、さかいはOMFメンバーの素晴らしい演奏と、なんと言ってもOMFメンバーの揺るぎない“一体感”に大きな感動を覚えました。

さかいが聴いたオーケストラ プログラムCのピンチヒッターとなった下野竜也氏とラデク・バボラーク氏には惜しみない拍手を送りたいと思います。

今回は、小澤征爾さんのいない初めてのOMFでした。

演奏者の方々、関係者の方々、そして聴衆の皆さんが、小澤さんへの追悼の気持ちを持ちながら心を一つにする時間であったと感じました。

まさしく、今回のフェスティバル開催にあたっての代表の小澤征良さんの言葉…『姿は見えないけれど父(小澤征爾さん)は確実にこの場にいる!』ということを強く感じる時間となりました。

ここ長野県松本市では、夏の風物詩となっているセイジオザワ松本フェスティバルです。

これからも末永く、ずっとずっと、素晴らしい音楽を届けてくださることを心より願っています。

 

 

そして…

 

務川慧悟 ピアノ リサイタル

《務川慧悟 リサイタルツアー2024》

待ちに待った、務川慧悟氏のリサイタル!

とうとうその時がやって来ました✨

全国5ヶ所を巡るリサイタルツアーのラストを飾る長野県駒ヶ根市でのリサイタル。

初めて足を運ぶホールということと、心おどる時間が待ち遠しくて…ちょっぴり早めに会場近くへ到着しました。

このブログのサムネ(もう一度掲載🤓)

この素晴らしい景色は、務川慧悟氏のリサイタル前に、こまくさ橋より大田切川を望んでシャッターを切りました。

秀麗な山々、美しい空気と水、青い空に浮かぶ雲…

まずは、駒ヶ根市の素晴らしい景色に感動した💖さかいです。

務川慧悟氏のリサイタルをワクワクと待ち望む、さかいの気持ちそのモノ!の景色でしたよ٩(^‿^)۶

 

さて、務川慧悟氏の今回のリサイタルプログラムは、前半:J.S.バッハ、ベートーヴェン、後半:ショパン、フォーレ、プロコフィエフ…

約300年にわたるバロック、古典派、ロマン派、近現代の作曲家の作品を2時間で追えるプログラムとなっていました。

それぞれ時代の様式や求められる演奏技法は異なります。

次々とその変化に対応し演奏を紡いでいく務川慧悟氏の高度に磨き抜かれた演奏テクニックには天晴れ!でした。(演奏曲毎に椅子の高さを変えて演奏される姿に、演奏のヒントを与えていただきました🧐)

ピアノ学習者にとって良く耳にする有名な曲も、務川氏のピアノ演奏を聴きながら…こんな表現方法もあるんだ〜、なんて素敵なんだろう😌…と、たくさんの発見・気づきがありました。

プログラム後半は、『死』を核にしたプログラム構成ということでした。

務川氏の演奏を聴きながら、それぞれの作曲家の魂が務川氏に宿っている…と感じた時間でした。

 

 

今回の2つの演奏会を聴いて、心の内奥に感じたこと…

それは、時間と空間は日々変化するけれど、『継承』という大きなテーマを持つ『クラシック音楽』に携わる者として、過去の音楽遺産に丁寧に向き合い『継承』していく気持ちを持ち続けること(作曲家の魂が降りてくるくらいに)が大切である❗️

ということです😊

2公演の素晴らしい生演奏に!OMFの皆様と務川慧悟氏に!感謝です❣️

また新たなプログラムで、それぞれの演奏をいつか聴いてみたいです。