ピアノ演奏に大きく影響

さかいピアノ教室(松本市)では、生徒の皆さんのより良いピアノ演奏の実現のために、様々な角度からの視点を持ってレッスンを行っています。

生徒の皆さんの演奏の様子を見ていて、気になることの一つが『演奏時の姿勢』についてです。

指導者自身がアレクサンダーテクニークの個人レッスンを受けたり、実際に演奏時の姿勢を改善することでより良い演奏ができることを体感したり、あるいは、生徒の皆さんが姿勢如何で大きく成長してくださる様子から、この『演奏時の姿勢』の大切さをしみじみと実感しています。

ピアノ演奏時の姿勢や身体の使い方によって演奏自体が大きく変わること、演奏者自身の感覚が変わること(姿勢如何でとても楽に演奏ができる)をより鮮明に感じている今日この頃です。

 

身体の大きさ(身長・座高・腕の長さ、等)に合わせた椅子の高さや鍵盤からの椅子の距離は適切ですか?

両足の足裏全体が床に付いて、安定していますか?

特に小さな子供の生徒さんは、足台の高さの調節が不可欠です。

足を椅子に絡ませて演奏していたり、ブラブラ宙ぶらりん状態はもってのほかですよ⚠︎

椅子に座った時に脱力した姿勢(正しい姿勢)はできていますか?

姿勢が悪いと身体のどこかに負荷がかかり、より良い演奏を妨げてしまいます。

♪ が上半身に楽に乗っていますか?頭が前傾しすぎたり無理な角度に傾いていませんか?

頭は操り人形が上からヒモで吊り下げられているようなイメージです。

頭の位置や角度によって、自分の演奏する音を客観的に聴くことができるかどうかが決まってきます…とても重要なんですよ!

腕は肩からぶら下がっているだけです。肩や二の腕に力が入っていませんか?力を抜きましょう!

まずは、肩〜二の腕が楽であること。その上で、腕や手指のコントロールが自由自在にできることが理想です。

♪ ペダルを正しく踏んでいますか?

かかとを床に付けてテコの原理で、常にペダルに足先がピッタリ付いて、バタバタと音を立てずに…踏めていますか?

ペダルの踏み方如何で、演奏は大きく変わります。

 

ピアノ演奏時の姿勢について、今思い付くことを書いてみました。

姿勢や身体の使い方一つで、演奏はガラッと変わります。

自由自在にピアノの音色をコントロールできたり、自在な指さばきが可能になったり…その喜びを生徒の皆さんに体感していただきたい!それが指導者の願いです。

先日の当ピアノ教室の発表会では、客席で全生徒さんの演奏を鑑賞させていただきました。

それぞれの生徒さんの、演奏時の姿勢や身体の使い方の良い部分とあまり良くないと思われる傾向を客観的に拝見することができました。

発表会で素敵な演奏を披露してくださった生徒の皆さんは、総じて姿勢の面でも理想的でした。

これまでも全ての生徒さんのレッスンにおいて、姿勢について気になることは細かい指導を行ってまいりましたが、それぞれの生徒さんの癖や思い込みをより良い状態に改善することは容易なことではありません。

しかしこれからも、生徒の皆さんに更に良い演奏をしていただくために、細かい指導を行っていきたいと思っています❗️❗️