ご希望曲が少しずつ形になっていく喜び

 

ピアノの演奏は、どんな曲でも一つ一つ段階を踏んで練習を重ね、理想の演奏に近づけていきます。

音数の少ない簡易な曲でも、音数の多い難度の高い曲でも…

それは同じです。

楽譜を開き、音符の羅列に目を通し、曲のイメージを膨らませ、そして実際にピアノに指を置き音を出します。

音を出す時には、その音を自分の耳でよく聴き、音色や音のバランスなどを選択しながら音符の連なりに忠実に指を動かしていきます。

この一つ一つの過程を丁寧に行っていくことが大切です。

 

 

現在、さかいピアノ教室の大人のピアノコースに通われているKさんは、上記のことを一つ一つレッスンで学んでいます。

ご自身のご希望曲を少しずつ形にしているところです。

私がレッスンでアドバイスすることを素直に聞いてくださり、忍耐強く練習を続けてくださっています。

お仕事から帰宅された後、毎日必ず練習しているそうです。

継続は力なり!ですね。

先日のレッスンで、思うように演奏できない所がありました。

それは、臨時記号が複数付いている和音が連なる難しい箇所です。

両手で同時にたくさんの音を鳴らさなければならない上に、♯や♭がたくさん付いている…(・・;)

気持ちが沈みそうになったその時…

「この和音は響きがオシャレだから絶対に美しく弾きたいんです!」

曲の中の和音の響きの美しさに心を震わせ感動しながら、一つ一つ演奏の課題に取り組んでいるKさん。

ピアノの練習は苦しい時もあるけれど、その過程にこうした絶対的な感動があれば、途中でリタイアせずにゴールまで辿り着ける。

そう思わせてくださる一言でした。

 

日々のレッスンで、生徒さんの一言にハッとさせられることがたくさんあります。有難いことです。

指導者として慢心せず、一回一回のレッスンを大切に行っていきたいと改めて思っています。