Nちゃんの決意表明😳⚡️のワケは…
さかいピアノ教室(松本市)《子供のピアノコース》にご入会して1年4ヶ月になるNちゃん(年長さん)。
現在、秋の発表会に向けて準備を進めている真っ最中です。
さかいピアノ教室(松本市)のお盆休みが明けて、約二週間ぶりにレッスンに来てくれました。
レッスンに来るなり、Nちゃんの口から…
「私、レッスンやめる!」
へっ?
今なんて?😳・・・
一瞬、指導者さかいはたじろいだのですが…
よくよく話を聞いてみると、Nちゃんには決意表明に至る理由があることがわかりました。
ピアノや他の楽器の習得には、長い年月がかかります。
今は、動画配信サイトで数々の華麗なる演奏動画を観ることができます。
ついつい、誰でもいとも簡単に楽器の演奏ができる様な錯覚を起こしてしまっても仕方ありませんね。
しかし!楽器演奏はそう簡単に習得できるものではなく、地道に段階を経て身につけていかなければならないのが現実です。
その過程は、それぞれ個人によって違いがあります。
得手・不得手…が誰にでもあるからです。
指導者さかいは、お一人お一人の生徒さんの性格や好み、得手・不得手を見極めながら、ピアノ演奏の上達のための過程を細かく見極め計画を立ててレッスンを進めています。
前述のNちゃんは、最近になって教本の中の両手奏を頑張っているところです。
ピアノの鍵盤上で、同時に異なる音やリズムを両手で演奏することは、小さな子供さんにとって想像以上に難しく大変なことです。
それも、ただ機械的に両手を動かせば良いわけではありません。
両手を鍵盤上で動かしながら、『音楽的に表現すること』を行う必要があります。
Nちゃんは、今月から発表会の演奏曲の譜読みを開始しました。
まずは、右手と左手それぞれに異なる音とリズムの確認を行なっています。
一音一音ミスの無いように丁寧に進めているところです。
Nちゃんには、一緒にレッスンに通うお兄ちゃんRくん(小学2年生)がいます。
Rくんは一足先に発表会の演奏曲の譜読みを開始したため、演奏曲がそれなりの形になってきました。
Rくんのスラスラと演奏する姿は、妹Nちゃんにとっての焦りとなってしまった様です。
Nちゃんはお家での練習で、果敢に挑戦した発表会の演奏曲の両手奏(宿題ではないのに挑戦して頑張りました✨)がササっと上手くいかず…
ますます落ち込むことになってしまった様です。
Nちゃんの「私、ピアノやめる!」宣言の理由がわかり一安心しました。
お母様にはNちゃんのレッスン過程の現状をお伝えし、ご家庭ではNちゃんのお気持ちに寄り添っていただく様にお話ししました☺️
ピアノ演奏を習得する過程は、まさしく『山あり谷ありの人生そのもの!』です。
指導者さかい自身も子供の頃は、ピアノをめぐって様々な感情の変遷がありました。
自分の子育ての中で、二人の子供たちにもピアノの素晴らしさをわかって欲しいとピアノ演奏の手解きやより良いレッスン環境に導くことも行ってきました。
そして、たくさんの生徒の皆さんとの貴重なレッスン時間を30年以上も共有してきました。
『山あり谷ありの人生そのもの!』であるピアノ教室でのレッスンを長年続けてきて感じるのは…
どんな逆境(マイナスと感じること)も、明るい未来への道筋の一つにすぎないな〜という実感です。
Nちゃんの「私、ピアノやめる!」宣言さえも、『そんな気持ちになることもあるよね。どんな選択も大丈夫!』と感じている指導者さかいです❣️