同時代の作曲家の音とともに

昨日、松本市美術館にてロートレック展を鑑賞しました。

ロートレックの名前は知っていましたが知識は浅く、今回の美術展で詳しく知ることが出来ました。

伯爵家に生まれたロートレックですが、身体が弱かったこと、両親が離婚し母親とパリで暮らしたこと、幼い頃に弟を亡くしたこと、36歳の若さで亡くなる…等を初めて知りました。

決して順風満帆な人生とはいえない中でも、絵の才能に恵まれたくさんの絵を描き、様々な出版物やポスター等を世に送り出し、友人、知人に恵まれた人生であったことがわかりました。

 

ロートレックが生きた同時代に、フランスでは多くの作曲家が活躍しました。

ドビュッシー、ラヴェル、サティ、フォーレ、etc.

 

昨日、松本は朝から雪が舞っていました❄️

松本市美術館の美しい中庭に、はらはらと舞い落ちる細かな雪の粒が美しく、ロートレックが駆け抜けた人生を思いながら…

ふと心の内に浮かんだ音楽は、ドビュッシー《子供の領分》の中の『雪が踊っている』でした。

美しいけれどそこはかとなく切なさを感じるこの曲が、ロートレックの人生と舞い落ちる雪…にリンクする様でした。

画家の人生と作品、そして風景…に音楽を重ね合わせ、五感を駆使して内なる世界を旅する贅沢な時間❣️

こうした時間に、何より幸せを感じる指導者さかいです😊