ピアノ演奏の原点、しむことを忘れないように

 

昨年より、世の中はコロナウィルス騒動で価値観が大きく変化しています。

音楽の世界でも、いろいろな変化を余儀なくされています。

世界的なピアノコンクールが次々に開催を延期。

一部のコンクールや演奏会は新たな企画としてオンラインでの開催。

生の演奏会は、少人数でソーシャルディスタンス開催。

 

音楽は『音を楽しむ』と書きます。

よくよく考えてみると、コロナウィルス騒動が起こる前のここ数十年、『音を楽しむ』はずの音楽が商業主義や過剰な競争によって、誤った方向に進みつつあるのでは…と感じます。

「今一度、本来の音楽の意味を考えてみたらいかがですか?」

そんなことを問われているように感じる今日この頃です。

 

さかいピアノ教室(松本市)では、『音を楽しむ』という基本から外れることのないようにレッスンを行っています。

・楽しむために、時には苦しい練習も必要です。

・楽しむために、ご自分の現状を知るための競争に身を置くことも必要です。

生徒の皆さんには、なぜその練習が大切か、なぜその競争が必要か、の意味を理解し納得してもらえるよう、説明と実践を心がけた指導をしています。

練習や競争の意味を履き違えることのないように…

いつも『音を楽しむ』ことを忘れないように…

全ての生徒さんに、私が一番お伝えしたいことです😊

 

お一人お一人の生徒さんの顔を思い浮かべ、一回一回のレッスンで心豊かになっていただける何かを提供していきたい。

それは小さな気づきや僅かな進歩かもしれないけれど、レッスンを積み重ねたその先に、生徒さんの豊かな明るい未来が待っている。

これこそが、指導者としての何よりの喜びです。