初歩の段階から和声感を育んでいきます
さかいピアノ教室(松本市)《子供のピアノコース》では、初歩の段階から基本的な和声感を育む工夫をしています。
ピアノ演奏に必要な音楽の三要素『メロディ・リズム・ハーモニー』をバランス良く身につけるか否かで、後々の演奏に大きな影響が及ぶことを感じています。
三要素のどれか一つでも欠けてしまうと、理想的な演奏は成り立ちません。
バランスが大切です。
小さな子供の生徒さんのレッスンでは、目の前にある音符♩♪♫♬や休符…の読み方やリズムの理解に重点が置かれるのは致し方ないことです。
しかし、それだけに囚われてしまうと上記の三要素の中の『ハーモニー』の習得が欠落してしまいます。
そこで、当ピアノ教室 《子供のピアノコース》では『ハーモニー』の習得を意識して行います。
いつものレッスンの中で、指導者が意識的に生徒さんの耳に馴染むような和音の音をたくさん演奏する様にしています。
・生徒さんが歌う時に、和音をいっぱい使って伴奏します。
・レッスン曲を連弾する時に、基本の和声Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰをしっかり耳に届くように伴奏に工夫を凝らします。
・音当てレッスンでは単音が基本ですが、時折、和音も混ぜ込みます。
・レッスン終了時にⅠ-Ⅴ-Ⅰのお辞儀和音で遊びます。(男の子は大抵マネをしたがります👍)
・当教室オリジナル脱力体操のピアノ演奏に生徒さんの興味を引く和音を混ぜ込み、ん?今のは何?とあえて興味を引く仕掛けをします。
等々…
いかにも「お勉強」となってしまうと、和声の習得に拒否反応を起こしてしまう生徒さんがいらっしゃると思います。
初歩のレッスンでは音の重なりによる美しいハーモニーを感じてもらい、自然に楽しんで身につけられるような工夫をしています。
子供さんたちは、みんな和音の響きが大好きです。
単音の響きの美しさと和音の響きの美しさ、それぞれの良さに敏感になっていただきたいと思います。
「好き」になってもらうことがまず第一☝️😁
そして、生徒さん自身が自分から演奏したい、学びたい、と能動的になってくださることを願っています。
当ピアノ教室の教室理念にあるように、
『生徒さんが楽しんでピアノを弾くこと』
音楽で情緒豊かに→人生を豊かにします。
『生徒さんが自発的にピアノに向かうこと』
能動的に行動できる→生きる力を育てます。
レッスンでの具体的な取り組みの一つ【和声感を育む工夫】を記してみました。