装飾音符を大切に

ピアノ演奏に欠かすことのできない装飾音符♪

装飾音符については、本や楽譜内の解説を読んだりインターネットで検索すれば詳しく学ぶことができます。

しかし、装飾音符の奏法を理解して正しい音やリズムで演奏しても、なぜかしっくり来ないことが多々あります。

どんなことに気をつけて演奏したら素敵な装飾音符を奏でることができるのでしょうか。

 

さかいピアノ教室(松本市)《子供のピアノコース》のレッスンでは…

⭐️Sさん(中学2年生) ソナタOp.13第2楽章/ベートーヴェン

⭐️Yちゃん(小学6年生) ゴンドラの船頭歌/ブルグミュラー

⭐️Yちゃん(小学4年生) ソナタK.545第1楽章/モーツァルト

⭐️Mちゃん(小学4年生) エリーゼのために/ベートーヴェン

⭐️Rくん(小学3年生) トルコ行進曲/ベートーヴェン

⭐️Hくん(小学2年生) おもちゃの行進曲/ストリーボッグ

現在、上記の生徒さんたちがそれぞれのレッスン曲(発表会で演奏予定)の中に出てくるたくさんの装飾音符について細かくレッスンを行なっているところです。

 

装飾音符とは、その名の通り主役の音符に飾りとして付けられる音符です。

その種類は多く、演奏方法は作曲された時代や演奏曲の解釈によって変わって来るものです。

さかいピアノ教室(松本市)のレッスンでは、装飾音符の付け方について一つの見本としての演奏方法を示した上で、生徒の皆さんに演奏を行なっていただいています。

まずは、演奏曲の流れが滞ることのないように装飾音符を演奏できるようにして、その後一つ一つの装飾音符の演奏を丁寧に磨いていきます。

 

♪ 装飾音符を入れるタイミングを明確にすること。(毎回同じタイミングで!)

♪ 装飾音符の指遣いを工夫して、より良い指遣いを定着させること。

♪ 装飾音符一音一音の粒立ちがキレイに聴こえるように演奏すること。(そのためには、腕や手指の力みがないこと、脱力できていることが大切です。)

♪ 装飾音符をつけることによって、主役の音が霞むことのないように意識すること。

♪ ペダルを踏む場合には、装飾音符とペダルのタイミングに気をつけること。

 

装飾音符一つで、演奏曲の印象は大きく変わります。

装飾音符は自身を美しく魅せるためのアクセサリーやお化粧品、ネクタイやネッカチーフ、等に例えるとわかりやすいでしょうか💍💅👔

ご自身が身だしなみを整える時、意識することはどんなことですか?

他人様にだらしない印象を与えることのないように気を配る時や、普段より少しオシャレをする時…その様な時のお気持ちや意識を思い出していただけると、演奏曲の中の装飾音符の扱いも上手くいくのかもしれません😊