音楽で遊んでどんどん成長👦👧

今年も残すところ、あと半月となりました。

この1年を振り返ると、本当にあっという間の1年でした。

コロナの影響に翻弄された1年でしたが…😅

さかいピアノ教室(松本市)では、先日、出席者全員が揃った大成功の発表会を開催する事ができました。

そして1年を締めくくる今、生徒の皆さんお一人お一人のこの1年間の成長を実感する幸せな時間を過ごしています。

 

思い返せば、私が指導者としてこの仕事を始めた大学の学生時代〜音楽教室勤務時代〜自宅教室を開講した頃までの数十年間は、“ピアノを習う事=修行”といった雰囲気が否めませんでした。

指導者(先生)絶対主義!といいましょうか…

世のピアノの先生とは厳格で絶対的存在感を持った人であり、生徒が意見を言うなどもってのほか!指導者のおっしゃることが100%正しい!という世界でした。

しかしここ最近のピアノ界を見渡すと、そんな風潮はほぼ消滅したか、あるいはそういったレッスンが表には出にくい世の中になってきたように感じます。

『音楽とは、音を楽しむもの❗️』という正常な精神が広まり、多くのピアノレスナー、ピアノ愛好家の方々の躍進となっているのではないでしょうか。

さかいピアノ教室(松本市)のレッスンにおいても、生徒の皆さんには生き生きのびのびと音楽を楽しみながら成長していただくことを目指しています。

もちろん、ピアノを演奏する上で絶対に守らなければならない事や必要不可欠なテクニックの習得が大前提の上でのことです。

 

つい最近、Tちゃん(小学2年生)のレッスンではこんなことがありました。

Tちゃんは先日の発表会で、弾きたい!と譲らなかったクラシックの大曲を見事に完成させて披露してくださいました。

発表会後のその日のレッスンでは、大きな重圧のかかった今回の舞台をやり切った清々しい様子が見てとれました。

Tちゃんは、以前からクラシック曲や耳馴染みのある童謡の曲など、いろいろな曲をいっぱい弾いてみたい!という強い想いを持っています。

鍵盤で遊び弾きをすることもしばしばです。

この日のレッスンでは、クリスマスの曲に伴奏付けをする課題を行いました。

I-Ⅳ-Ⅴの和音を使って自由に伴奏を付けていきます。

それができたら、指導者からのヒントを参考にして、伴奏型を工夫してアレンジしていきます。

鍵盤を探りながらいろいろな伴奏を見出し演奏に挑戦していくTちゃんです。

その姿は集中力全開で真剣そのものです!

そしてその後、Tちゃんの弟くんのお誕生日が近いとお話ししてくれ、『ハッピーバースデー・トゥ・ユー』の伴奏付けを行い、更に…移調演奏まで行うレッスンへと展開していきました。

Tちゃんの“音を楽しむ姿勢”から、ピアノを心から楽しんで演奏することへと繋がっていきました。

遊び心が何よりの成長剤✨であると感じさせていただきました😊

 

音楽は、楽しんだもん勝ち❣️

指導者自身、そんなことを常日頃から強く強く感じています。