生徒さんや保護者様から良く質問されること

さかいピアノ教室(松本市)には、この1年の間に『新たにピアノレッスンを開始したい!』という多くの方にご入会いただきました。

小さなお子様から大人の方まで様々な年代の方がピアノという楽器に興味を持ち、演奏を熱望されることはとても喜ばしいことです。

それぞれの生徒さんの望むピアノ演奏を実現できるよう、指導者として出来得る限りのお手伝いをさせていただいています。

 

最近、生徒さんや保護者の方から同じような質問を受けることが増えてきました。

それは…

『ピアノのレッスンを続けていくに当たって、自宅で使用する楽器は何が良いでしょうか?』

という質問です。

ほとんどの生徒さんはピアノのレッスンを始めた時には、ご自宅にお持ちのキーボード、おもちゃのピアノ、鍵盤型の玩具、等を使って練習をされている方が多いように見受けられます。

レッスンが進むに従い、上記のご質問を受けたときに私が申し上げるのは次の一言です。

88鍵のピアノを1日も早くご準備くださることをお勧めします。』

子供のピアノコースでは、親御さんのお気持ちの中に、レッスンを開始してみたもののすぐに辞めてしまうかもしれないし…もう少しレッスンが進んでから楽器を用意すればいいのでは!?というお気持ちがあることも理解できます。

しかし、生徒さんはそんなに簡単にピアノのレッスンを辞めることはありません。

この1年の間に当ピアノ教室に入会された生徒さんは、100%レッスンを継続してくださっています。

『ピアノ』という楽器を手元に置かずにレッスンを続ける期間が長くなれば長くなるほど、生徒さんのピアノ演奏には良くない影響が出てしまいます。

 

また…

『ピアノとキーボードは違う楽器なんですね!!』

というお言葉をお聞きすることもしばしばです😅

ピアノもキーボードも電子オルガンも、白と黒の鍵盤が同じ並び方をした同じ鍵盤に見えます。

しかし、ピアノとその他の楽器は全く違うものです。

ピアノ演奏の上達にはピアノを使ったレッスン及び練習が不可欠です。

ピアノとその他の鍵盤楽器は機能が違うため、演奏技術の習得にはピアノという楽器をご用意いただくこと、これに尽きます。

 

今年2月にご入会くださったMちゃん(年中さん)のお母様も、ご自宅の練習環境についてご相談くださったお一人です。

ご自宅はアパートのため、音の問題がネックとなっていました。

Mちゃんはとても熱心に毎回のレッスンを重ねてくださっています。

ピアノを弾くことが大好き!というお気持ちにあふれています。

その様子から、お母様も私もMちゃんにとってアコースティック(生)のピアノで練習していくことが最適であると確信しています。

でも、共同住宅にアコースティック(生)ピアノを運び入れ毎日その音を鳴らす訳にはいきません。

Mちゃんの保護者様は熟慮を重ね、お母様が使用していたアップライトピアノに消音機能及びスピーカーを付けることを選択し、アパートに運び入れる決断をしてくださいました。

保護者様のお心のこもった選択のもと、今後Mちゃんのピアノ演奏はどんどん上達していくことでしょう😊

 

ピアノという楽器は高価なものです。購入を躊躇するお気持ちは良くわかります。

しかし、ピアノを演奏したい!上手になりたい!のであれば、楽器を手元に置いて演奏技術を磨いていくことが一番の近道です👍🎶

 

 

 

さかいピアノ教室(松本市)では、ピアノの演奏を基礎からしっかりと身につけることを第一としたレッスンを行っています。

その上で、生徒の皆さんが成長した先にある日常生活で、音楽を複合的に楽しめるように工夫を凝らしたレッスンを行っています。

参照:レッスン案内《レッスン内容と趣旨》