『ソルフェージュ』力を育んでいくための工夫

さかいピアノ教室(松本市)子供のピアノコースでは、ピアノ演奏に欠かすことのできない『ソルフェージュ』力を育んでいくことを目的としたレッスンメニューをたくさん取り入れています。

『ソルフェージュ』とは、楽譜に書かれた音符や記号等の理解をはじめ、音楽的な能力を総合的に身につけるためのトレーニングの総称です。

ピアノ演奏の上達のためには、『ソルフェージュ』力を磨いていくことが不可欠です。

『ソルフェージュ』力を磨いた先に、和声や楽式アナリーゼ等の高度な音楽的理解を深めていくことで更にピアノ演奏のレベルアップが可能になっていきます。

 

当ピアノ教室子供のピアノコースのレッスンで行う内容については、レッスン案内《レッスン内容と趣旨》をご覧ください。

今回は、その中の一つ…

《♪ 正確にリズムを打つ能力(ピアノ演奏に欠かせないリズム感)を磨いていきます。》

を目的とする、子供の生徒さんが大好きなレッスン内容をご紹介したいと思います。

 

ソルフェージュ教材の中には、様々なリズムを打つ課題があります。

当ピアノ教室のレッスンでは、手拍子の他、打楽器やピアノの鍵盤を使ってリズム打ちを行います。

①リズムを正しく打つこと→②一定のテンポで打つこと→③様々なテンポで打つこと→④拍子感を感じて打つこと→⑤創作リズム打ち→⑥即興リズム打ち…

少しずつ課題の難易度を上げていきます。

この時に忘れてはならないのは、いかに生徒さんが楽しみながら課題に取り組むことができるか、ということです。

 

幼い生徒さんは、〇〇ごっこ等のイメージを膨らませる活動が大好き!

教材に描かれた挿絵から思いついたお話しをすると、目をキラキラと輝かせます。

 

・太っちょお相撲さんみたいにゆっくりと〜

・ゾウさんみたいにノッシノシ〜

・キレイなお姉さんはスッスッと素敵に歩いていくね〜

・小さな小鳥さんはチチチチってはやく鳴くね〜

 

そんなお話しをしつつリズム課題を行います。

すると、生徒さん自ら生き生きと楽しそうに、かつ集中してリズム打ちをしてくれます。

 

また、リズム課題において、出来得る限りアンサンブルの要素を取り入れて行います。

ピアノ演奏は一人で行うことが多いため、どうしても自分本位の演奏になりがちです。

そんな負の側面をプラスに転じるために、幼いうちからレッスン内容をひと工夫!

生徒さんが一人で完璧にリズム課題をこなした後は、リズムの追いかけっこ、複数人で同時に違うリズムを打つなど、指導者や兄弟姉妹が一緒に課題を行う工夫も取り入れています。

こうしたレッスンメニューは、相手を思いやる気持ち、相手の立場に立つ想像力を育むことにもつながっていきます。

 

さかいピアノ教室(松本市)子供のピアノコースでは、幼い子供の生徒さんの表情や仕草からヒントを得て、楽しく集中できる環境を整え、工夫を凝らしたレッスンを行っています^o^