譜読完了〜からがピアノ演奏の楽しい時間

さかいピアノ教室(松本市)《子供のピアノコース》のMちゃん(年長さん)は、来月の発表会に向けて3拍子のワルツの曲を準備中です。

Mちゃんは、現在その演奏曲の譜読みを完了し、どの様に表現し深めていくか…と言う時間に入っています。

ピアノ演奏が本当の意味で楽しくなっていくのは、ここからです☝️😊

 

楽譜に書かれている音符やリズムを正確に読み取りピアノの音を鳴らしていくこと(いわゆる譜読み)は、曲を仕上げるまでの約半分の作業になります。

では、残りの半分は何をするか?というと…

楽譜上に明確には書かれていない“表現すること”を探求していく時間となります。

楽譜上には調性、拍子、テンポ表示、強弱記号、楽語、等のヒントは記されています。

それらを参考にしながら、作曲者の意図を読み解き、アーティキュレーションの工夫を行い、一音一音の音色や音の方向性などを探求していきます。

Mちゃんの普段の生活の中での様々な経験や、絵本や映像などからの影響、等によって育まれたものから生まれる想像力を、ピアノの演奏に反映させていきます。

Mちゃんは、フレーズのまとまりを意識した音楽の流れ、曲の場面転換の演奏方法、音を鳴らす時のイメージなどを、レッスンで一つ一つ挑戦しながら(トライ&エラーを繰り返しながら)演奏表現を深めています。

こうした演奏曲の表現を深めていくレッスン時間は、指導者にとってもこの上ないワクワクする楽しい時間です。

 

発表会本番まで、あと約1ヶ月です。

全ての生徒の皆さんが、満足のいく素敵な演奏を披露してくださるよう願っています。

本番までの残りのレッスン時間を大切にして、共に頑張っていきましょう💖