真剣な眼差しに応えられる指導者でありたい
さかいピアノ教室(松本市)《子供のピアノコース》では、たくさんの生徒さんと真剣勝負の時間を共有する日々を送っています。
生徒さんお一人のレッスン時間は30〜40分という短い時間ですが、その密度は計り知れないくらいに濃密な時間です。
『生徒さんと向き合う時間は責任重大である』という思いをいつも心に留めて、お一人お一人の生徒さんと真剣に向き合っています。
ホームページを持たずにレッスンをしていた頃は、当然のことながら当ピアノ教室で初めてレッスンを受けるという生徒さんのみが口コミで集まってくださり、指導者のポリシーを純粋に遂行するレッスンを行なってきました。
生徒の皆さんが幼ければ幼いほど、真っ新で純真な心と身体の中に全てを吸収していくので、先に述べた様に『生徒さんと向き合う時間は責任重大である』という思いを強く持ちながらレッスンを継続してきました。
有難いことに、これまでに多くの生徒さんの成長を見届けて参りました。
そして、3年前にこのホームページを公開してからは、当ピアノ教室で初めてピアノのレッスンを受けたいという方と、他のお教室から様々な事情で当ピアノ教室に移ってレッスンを受けたいという方の両方が集まってくださり、生徒の皆さんのレッスン経歴は多様化しています。
それらの生徒さんとのレッスン時間を3年近く過ごしてきました。
この3年の間、幼い時の経験がいかに大切かということを痛感させられることが多々あり、様々な指導者の下でレッスンを受けた方を受け入れるということはこういうことなんだ…と実感することが日に日に増えてきました。
3年前には感じたことのない気づきであり、改めて さかいピアノ教室(松本市)の教室理念やレッスン内容を深く見つめ直すきっかけとなっています。
ピアノのレッスンにおいて、幼い時に身に付けるべき必要不可欠なことを一つ一つ漏れのないように、かつ正しく習得しているか否かで、ピアノ演奏の成長過程が大きく左右されてしまう…という現実を改めて思い知らされています。
先日のレッスンで、Rくん(小学1年生)が真剣な眼差しで質問してきました。
『先生は、なんでピアノの先生になったの?』
いろいろな事に興味津々で、いつもたくさん質問を投げかけてくるRくんです。
レッスンの内容でも疑問に思ったことは、『どうして〇〇なの?』と素直に質問してくれます。
その度に、幼いRくんに理解してもらえるように、言葉を選び噛み砕いて応える様に心掛けてきました。
『先生は、なんでピアノの先生になったの?』
この日のRくんの問いは、思いがけず指導者さかいの心の底を問われているような気持ちになりました。
『先生はピアノが大好きで、Rくんのような子供たちも大好きだから、一緒に楽しくピアノを弾きたいんだよ!だから、ピアノの先生になったんだよ。』
そう答えました。
Rくんのレッスンが終わった後も、私自身の中にこの問いがずっと残り続けています。
他のお教室から移ってこられた生徒さんの中には、それまでのレッスン経歴で身につけてきたものが当ピアノ教室でのものとは違っていたり、たとえ過不足があったとしても…お一人お一人にとってのピアノ演奏が少しでもより良い方向へと成長していただけるようにしていくこと!
指導者さかいに課されたミッションはこの一点につきる!と思いいたりました。
最近モヤモヤしていた私の心の中に、爽やかな微風が吹き抜けていきました🌿
Rくんの問いに…感謝です☺️
縁あって当ピアノ教室にご入会くださった全ての生徒さんが、ピアノを生涯にわたって弾き続けてくださることを願ってレッスンを行なっていこう♬と改めて決意しています。