一生懸命だからこそ…意識して欲しいこと
さかいピアノ教室(松本市)では、生徒さんお一人お一人の得意・不得意を見抜いて、それぞれにとって今!必要な『ピアノ演奏時に大切にすべきこと』をお伝えしています。
さかいピアノ教室(松本市)にご入会後2年10ヶ月になるYくん(小学3年生)は、コツコツとマイペースを貫いてレッスンを継続しています。
Yくんは、教本のピアノ演奏の課題や一緒に行うソルフェージュ課題…全てにおいて、一つ一つ努力を重ねています。
レッスンで指導者とお約束したことは、どんなに小さなことでもきちんと真面目に向き合い、自宅練習をしてくださっている様子が伝わってきます。
Yくんは一生懸命であるが故に、レッスンで演奏する時、緊張のため身体全体に力が入り力んでしまいます。
隣に座る指導者が『もっと楽〜に、力をふ〜っと緩めて〜』なんて声をかけると…
ますますご自分の頭で理解しているのとは正反対に、ギュ〰と手指に力が入ってしまう様子が見て取れます。
(うんうん、わかるよ〜Yくん😣)←指導者さかいの心の声
最近では、教本の課題曲に出てくる難しいパッセージ(力みのため上手に弾けない箇所)を抜き出して、脱力して演奏する方法を一つ一つ丁寧に行なっています。
コツコツが苦ではないYくん!
まず、椅子に座った時の座り方、上半身や頭のバランスの取り方、首・肩・背中の力を抜くこと、足を正しく足台に置くこと、等の身体のコンディションを理想の状態へ。
その状態で深い呼吸を数回行い、腕・手指を鍵盤に乗せ、力みを取った状態を丁寧に探っていきます。(言葉では一言ですが、この状態を探る時間が長く掛かります。)
この状態で、課題のパッセージのみを演奏します。
直ぐに理想の演奏が出来るわけではありませんが、一つ一つ丁寧に向き合う上記の方法を行うことで、Yくんは少しずつ身体から無駄な力みを解放してピアノ演奏ができる…その感覚を実感してくださる回数が増えて来た様に感じています❣️