人生その時々で向き合うものと共に

さかいピアノ教室(松本市)《子供のピアノコース》にご入会して1年9ヶ月になるSちゃん(小学3年生)は、ご自宅のアパートに小さなキーボードがあり、その鍵盤を使って練習を続けています。

Sちゃんは、昨年の初めての発表会で堂々とした演奏を披露してくださいました。

その後も真面目にレッスンやご自宅練習を積み重ね、Sちゃんにとって2回目の発表会が迫ってきました。

今回の発表会では、昨年の曲からは大きくハードルを上げ、テクニックが必要な難易度の高い曲に挑戦です。

指導者としては、小さなキーボードで練習をしているだけでその演奏曲を完成させていくSちゃんが本当にすごいな〜、と感心してしまうのですが…

そろそろ、鍵盤が88鍵そろったペダルが付いたピアノで練習できると良いなと感じることが多くなり、先日お母様にその旨お話しさせていただきました。

Sちゃんは、地域のサッカー少年団のチームにも所属して活躍する活発な女の子です。

週末はサッカーチームの練習や試合でお忙しい中、時間の合間をぬってピアノのレッスンに通って下さっています。

そんなお忙しい日々でも、本当に“やりたい!好き!”という気持ちがあればどんどん力を付けて成長して行くんだな〜と、改めてSちゃんのお姿から感じさせていただいています。

 

♪ 先日、別のブログでも少し触れたSさん(中学1年生)は、長年、電子ピアノで練習をしてきましたが、約1年前からはお母様の使っていたアップライトピアノをご自宅に運んで来られ練習をする様になりました。

電子ピアノとアコースティック(生)ピアノの音色や打鍵の違いを如実に実感され、今まさに大きく大きく羽ばたき力を付け伸び盛りのSさんには驚くばかりです。

発表会の曲(ショパンの名曲)の準備と並行して、来月の中学校の音楽会では合唱伴奏も引き受けて準備の真っ最中のSさんです。

何よりご本人の意欲が、練習環境の変化を起こしていった素晴らしい例だと感じています。

 

♪ 当ピアノ教室《大人のピアノコース》Kさんは、子供の頃ピアノを習っていた時は、練習もレッスンも嫌で嫌で仕方がなかったそうです。

その昔、ご両親が用意して下さったアップライトピアノはご実家の隅に追いやられ、じっと出番をうかがっていた様です。

Kさんは、人生の折り返し地点に立った今、改めて真剣にピアノに向き合う毎日を送っていらっしゃいます。

ご実家で隅に追いやられていたアップライトピアノが、今はリニューアルされて大活躍

アップライトピアノは、今やKさんにとって何よりも大切な人生の伴走者(伴奏楽器)となっています。

 

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高価な良い楽器を持ち、練習環境が万全であったとしても、生徒さんの意欲が伴わなければ宝の持ち腐れになってしまう…という例もたくさん見てきました。

ピアノのレッスンに通うということは、ご自宅で使用する練習用の楽器が必要です。

今、その生徒さんにとって最も必要な楽器は何でしょうか?

答えは…

生徒さんの成長と共にその時々に応じ必要な楽器を用意していく、という柔軟な思考で対応をしていく…それが何より大切な事だと感じています。

最適な楽器について考えるきっかけとなった、最近の生徒さんたちの例を紹介いたしました♪