子供たちの持つ力を信じて

さかいピアノ教室(松本市)《子供のピアノコース》の教室理念の中には、

『生徒さんが自発的にピアノに向かうこと』

能動的に行動できる→生きる力を育てます。

という言葉があります。

当ピアノ教室《子供のピアノコース》のレッスンでは、基礎力を身につけるための柱となる教則本を使ったレッスンを中心に行っています。

その上で、生徒さんの自主性を尊重し、音楽全般の様々な経験を積むことや、ピアノ演奏において様々なジャンルの曲に親しんでいただくことも推奨しています。

そんなレッスンスタイルを長年貫いて来た中で、最近の生徒さんのお姿から、『生徒さんが自発的にピアノに向かうこと』この言葉を体現して下さっている生徒さんの様子をお伝えしたいと思います。

 

♪ さかいピアノ教室(松本市)にご入会して7年になるSさん(中学1年生)は、小学生の時からレッスンで使用する教則本のレッスンと並行して、お気に入りのポピュラー曲を時々レッスンにお持ちになり演奏しています。

また、小学生の時から金管バンド部に所属し、中学校では吹奏楽部に所属して活躍し、様々な音楽体験を積み重ねていらっしゃいます。

現在も、多忙な中学生活の中で隙間時間にしっかりとピアノの練習を行い、来月に迫った発表会ではショパンの名曲を披露してくださいます。

小学生の時に使用していた電子ピアノが故障してしまい、お母様のご実家からアップライトピアノをご自宅に運んで来られたことで、より一層ピアノ演奏にのめり込みグングン上達しているSさんです。

 

♪ さかいピアノ教室(松本市)に10ヶ月前にご入会したYちゃん(小学5年生)は、それまで通っていたお教室が閉鎖になってしまい、お母様が先に通われていた当ピアノ教室へ移って来られました。

Yちゃんにとって、当ピアノ教室での初めての発表会が来月に迫ってきました。

お母様とYちゃんがご自宅でピアノの取り合いになる、というくらいにピアノの練習を自主的に頑張っていらっしゃるYちゃんは、『ピアノを弾くことが楽しくて嬉しくて仕方がない!』というエネルギーを体全体から発してくださいます。

そんなお姿を見ていると、私も嬉しくなります。

以前は、ピアノのレッスンから帰宅すると落ち込んで涙する日々だったというのが嘘のような現在のYちゃんです。

 

♪ さかいピアノ教室(松本市)にご入会して8ヶ月になるNちゃん(小学2年生)は、お姉ちゃんRちゃん(小学4年生)と一緒にレッスンに通って下さっています。

Nちゃんは、この8ヶ月の間、超高速スピードで教則本をどんどん進めてきました。

レッスンで出された課題は次のレッスンで必ず合格する、という徹底ぶりです。

お家での練習の様子をお母様に訊ねると、『とにかくピアノが弾きたくて仕方ない様子で、自分で理解できる内容の教本はどんどん先に進めていってしまう』というお話でした。

お姉ちゃんRちゃんも、レッスンではとても素直に指導者の言葉を聞いて大きく成長して下さっていますが、妹Nちゃんはそのお姉ちゃんを更に上回る情熱を持ってピアノに向き合って下さっています。

まもなく初めての発表会、Nちゃんの演奏がとても楽しみです。

 

この三人のお姿は、まさしく…

『生徒さんが自発的にピアノに向かうこと』

能動的に行動できる→生きる力を育てます。

そのものであると感じています。

 

小さな子供の生徒さんは、ご自分の意志のみでピアノに向き合うことは難しい事は確かです。周囲の大人がある程度の舵取りを行う必要があります。

しかし、その舵取り次第で、お子様の未来は如何様にも変わっていきます。

さかいピアノ教室(松本市)では、ピアノをはじめとした音楽全般を通して、お子様の持てる力を信じ、“生きる力”を育むお手伝いをしています。

“ピアノを演奏すること”のみを近視眼的に追い求めてきた、これまで多く見受けられたピアノ教室の良き面を土台に据え、その揺るぎない土台の上に、これからの時代に必要な側面をも併せ持ったレッスン内容を提供できるよう工夫をしています。