『ことば』を話すように自然な演奏を

さかいピアノ教室(松本市)のNちゃん(小学2年生)はご入会から3年が経ちました。

真面目にコツコツとご自宅練習を積み重ね、この3年間、順調に教則本を進めています。

今では、教則本の中の演奏曲の表現を、それぞれどのように深めていくか…といった内容の濃いレッスンを行うまでに成長してくださっています。

 

先日のレッスンで行ったのは、流れるようにレガート(滑らかに)演奏すること、そして物語のような起承転結の流れを感じる演奏にすることです。

🥀おもいで

おなじみの曲ですね!

最初に、メロディー(右手)と伴奏(左手)を合わせてミス無く演奏してくださったNちゃんです。

正しい音とリズムで、そして指番号も正確です。

しかし、さらに素敵な演奏にしていくために…次のような演奏ポイントのレッスンを行いました。

♪ フレーズを正しく理解して演奏すること(スラーがヒントです)。

♪ それらフレーズの一つ一つが『ことば』のようにまとまりを持ち、自然な抑揚(※)と流れを持った演奏にできること。

  ※抑揚(よくよう)=調子を上げ下げすること。その高低・起伏。

上記を、一つずつ細かくレッスンしていきました。

最初は、スラーが記されたメロディーを一息に歌うようにレガート演奏することは、Nちゃんにとってとても難しい様子でしたが…

フレーズ(スラー)をどのように演奏したら素敵になるか…それぞれのフレーズの抑揚について(始まりの音はどこへ向かい、最後の音はどう着地するのか)をレッスンしていきました。

指導者さかいのアドバイスと模範演奏を聴きながら、少しずつコツを掴み演奏が進化していくNちゃんでした😊

 

さかいピアノ教室(松本市)では、小さな子供のうちから…『音楽に心を寄せる』習慣を身につけていただきたいと願いながら、日々のレッスンを行っています。

どんなに単純で易しい演奏曲であったとしても、その曲に想いを寄せて・心を込めて演奏することです。

今回のNちゃんのレッスンでは、そのヒントの一つを掴んでいただけたのではないかと感じています❣️

 

最後に…

さかいピアノ教室(松本市)の小さな子供の生徒の皆さんが、いつの日か以下の言葉の意味を理解し、演奏に生かしてくださることを願い紹介させていただきます。

《生徒に伝えたいピアニストの言葉》より

 

先日、惜しまれつつお亡くなりになった偉大なピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ氏の生前のお言葉です。ご冥福をお祈りいたします。